ビールは夏の季語ですね。
季語って不思議なもので、一般的には、
その季節を感じさせるものなら季語という訳ではなく、
俳句の世界で季語として認識されているものがそうである、
という感じでしょうか。
大雑把に言えば歳時記や季寄に載っている言葉が季語である、
という考え方もあると思います。
(ただ、季節感のある言葉ならOKとする人もいます)
また季語と季感は微妙に差異もあり、
たとえば「甘酒」は夏の季語ですし、
「亀鳴く」と言われて春を感じる人は
俳人以外には滅多にいないでしょう。
そもそも亀は鳴くものなのか、どうか。
実体を伴わないものは季語として認識されません。
「向日葵の絵」、「海亀の人形」のような言葉です。
(これは使い方によってはOKとする考え方もありますね)
しばらく前から考えているのですが、
季感の強い季語と、そうでない季語があって、
そのあたりを上手く使えるようになると、
俳句がもっと面白くなりそう。
まだまだ修練が足りません。
来週末の句会にはNYから帰国のTさんも参加とのこと。
お会いするの久しぶりですし、
ここの句会はいろんな人が来るので楽しみです。
そういえばこの句は、一昨年Tさんが参加のときの挨拶句、
のようなつもりもあって詠みました。
あとで聞いたら、住んでいるところはお近くだそうです。
なお写真は日本です。
牛肉をビールで煮る夜のオノ・ヨーコ

ぎうにくをビールでにるよのオノ・ヨーコ
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- 2015/05/08(金) 06:39:42|
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