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風と光の散歩道、有希編2b

写真と俳句のコラボレーションと日々思うことを綴ります

くらげ

水族館へ行くと海月を見るのが好きです。
ただ、たいていは混雑していて、
ゆっくりと撮影できません。
句は一昨年の仮名句会のときのものです。
当時はまだ新仮名表記で「ように」だったのですが、
その年の後半に俳句を旧仮名へシフトしています。
なので以後はこの句も「やうに」へ変更。
昨年、馬喰横山で展示した写俳のひとつです。

新仮名表記はつまりいまの通常の仮名遣いで、
旧仮名は「笑ふ」、「こゑ」のような、簡単に言うと古文の仮名遣いです。
俳句の世界では後者が圧倒的に多く、
けれど新仮名の有名俳人もわりといます。

どちらを使ってもいいのですが、
一句のなかで新仮名と旧仮名の混交はやめるべきで、
また俳句をやっていく上で新仮名でいくか、旧仮名か、
どちらかに統一するのが主流です。

両者を現代仮名遣い、歴的仮名遣いとする言い方もあります。
ただ、厳密には「新仮名」と「現代仮名遣い」は同じものではない、
「旧仮名」と「歴史的仮名遣い」は同じものではない、
と言う人もいて、このあたりはあまり詳しくは知りません。
「新仮名=現代仮名遣い」、「旧仮名=歴史的仮名遣い」として、
使っている人も多いよいうです。

旧仮名で気をつけたいのは誤用。
「見へて」、「老ひて」はしばし見かける誤りです。
(旧仮名でも「見えて」、「老いて」が正しい)
そういえば写真と俳句の有名な選者先生の作品集でも、
「笑ふて」と書いた句がありましたけど、あれは誤用です。
旧仮名でも「笑うて」なんです。

   水海月無言電話のやうに浮く


a mizuku rt c2

   みづくらげむごんでんわのやうにうく

補足、
「笑う」は、旧仮名の終止形が「笑ふ」ですが、
連用形では「笑ひて」、「笑つて」、「笑うて」になります。


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  1. 2015/05/07(木) 05:53:47|
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