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風と光の散歩道、有希編2b

写真と俳句のコラボレーションと日々思うことを綴ります

「写真と俳句」の俳句について

a abara rts


写真と俳句のコラボレーション、
だいぶ人も増えてきました。
その一方、いろいろ難しい面も出てきているようです。
ひとつ気になっているのは、個人のブログや、
写真と俳句のグループのサイトを見ていると、

「俳句の約束事に縛られる必要はありません」

またはこれに類する記述です。
このことは気をつけたほうがいいと思う。
これが前提になると、写真+俳句については、
俳句の約束事は関係ない、みたいなことになってしまいかねない。

俳句だと言うなら、俳句であることは大事にしたほうがいいと思う。
なぜ季語があるのか、季重なりがよくないのか、
切れの使い方や、「や・かな」の併用がよくないことなど、
それぞれに理由があって、また長い年月を経て、
いまの俳句の約束事があります。
それを頭から無視してしまうなら、俳句ではない。

手元に写真+俳句関係の本や作品集が20冊以上あって、
「カシャッと一句!フォト575完全ガイド」という本もあります。
これはNHKの番組のことをまとめた本で、
いまこうして開いてみると、紹介されているものには、
良い作品もかなりあります。
ただしこれ、NHKとしては、俳句でも川柳でも構わない、
新感覚アートの提言として作られた番組です。
(だから俳句と言わず「フォト575」と言っている)
この番組は2012年で打ち切られていて、
当時公開されていた番組サイトで、
入選作品は時々見ていました。現在は閲覧できません。
いまにして思うと、特に終了のしばらく前から、
写真と575のダジャレというか、かけあい、
みたいな作品が多くて違和感も強かったです。
あれは一言で言うなら、俳句でも川柳でもなく、
「おもしろ575」みたいなものでしょうか。
写真とCMのキャッチコピーに近いものだと思います。
そういった内容なので、俳句や川柳のような深みはなく、
結局、一過性の投稿番組になってしまったのかも知れません。
そもそも似て非なる俳句と川柳、ただの五七五、
そういったものを一緒くたにして評価することは、
根本的にかなり無理があります。

写真と俳句のコラボレーションについては、

「俳句であることをまず大事にして欲しい」

「その上で初心の人などは、約束事にとらわれても仕方ないので、
 最初のうちはあまり俳句のルールを考え過ぎないように、
 自由に詠んでみるのもいい」

こういうことだと思います。

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  1. 2013/07/14(日) 21:00:31|
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