今年の立秋は8月7日で、もう過ぎてしまいましたが、
もうすこし夏の句も載せてみます。
句会のとき、立春や立夏といった季節の区切りを厳密にする人もいますが、
その日の前後一ヶ月くらいはよい、とする考え方もあって、
自分などもそれに賛成です。
立秋から一ヶ月、つまり9月7日くらいまでは夏の句も良し、
ということです(ダメと言う人もいますからご注意)。
そもそも立春や立秋が誤って認識されているのが現状です。
まず1年を日照時間の最長と最短で2つに分けて、それが夏至と冬至。
さらに昼夜の時間が同じになる春分と秋分で、合わせて1年が4分割になります。
その4つの区切りの間に、立春、立夏、立秋、立冬を入れて8分割。
さらにそれを三分割して、これがいわゆる二十四節気です。
ですから立春や立秋は本来、日照時間を踏まえた区切りです。
テレビのニュースなどでしょちゅう聞く、
「立秋で、暦の上ではもう秋ですがまだ暑く」は誤り。
立秋は本来は「暑さの絶頂期」、立春は「寒さの絶頂期」の意味。
「今日は立秋で、暑さの山場ですから、これからは、
すこしずつ秋の気配が感じられるようになりますね」
正しく言うならこんな感じみたいです。
ということで、今日は夏の句を、
黒揚羽社交辞令のやうに来る

くろあげはしやかうじれいのやうにくる
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- 2020/08/20(木) 22:22:44|
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