7月に行った静岡県の磐田にあるヤマハの博物館です。
ここは過去のレーシングマシンや市販車が展示されていて、
その内容と数はバイク好きなら圧倒されます。
写真は毎年8月に三重県の鈴鹿サーキットでで開催される、
鈴鹿8時間耐久ロードレースを走ったマシンです。
なおこの耐久レースは世界選手権のひとつで、
市販車両をベースにしたマシンが走ります。
といってもそこらを走っているバイクとはケタ違いの性能で、
近寄って見ると雰囲気がまるで違います。
ゼッケンNo3とNo21はその優勝マシンで、
さらにもうひとつ隣り、No5はシャフトドライブのXJ750Eを、
チェーン駆動に改造したレース用マシンです。
シャフトドライブというのは軸と歯車によって後輪が回るタイプで、
一般道ではメリットもあるものの、レースでは不利になります。
当時、ヤマハはチェーンドライブの大型スポースバイクがなく、
そのためXJ750Eを利用しての出場でした。
しかも、そのXJでの参戦(No5の前年)はヤマハのメーカー体制ではなく、
社内のプライベートチームでした。
大雑把に言えば有志による同好会みたいなものです。
翌1984年、ヤマハはファクトリーとして本格的に参戦することとなり(No5)、
FZ750ベースのマシン(No21)で初優勝をなしとげたのは1987年のことでした。
なお今年の鈴鹿8耐は決勝レースが7月29日に開催され、
優勝はF.C.C. TSR HondaのCBR1000RRでした。
8耐の勝者敗者や夏終わる

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- 2012/08/27(月) 20:42:40|
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