「里」でご一緒していて写コ展にも参加の中山奈々さんが、
俳句と写真のフリーペーパー「みちくさみちVOL.1」を送って下さいました。
上質のA3紙一面を使った作品1点と、折りたたんで、
反対面に7点、という全8点の作品構成です。
写真のなかに赤いフォントで俳句がレイアウトされています。
3点が、Photo 富永顕二/Haiku 富永顕二
2点が、Photo 倉科ジュンペイ/Haiku 富永顕二
3点が、Photo 富永顕二/Haiku 中山奈々
紙面の一句を、引用しておきます、
屠蘇注ぐや器は揺れているばかり 富永顕二
(フリーペーパー「みちくさみち VOL.1」より)
出版者は屍派の富永顕二さん、
それに写真と俳句のゲストとして倉科ジュンペイさん、中山奈々さん、
という内容です。
写真+俳句は、いろんな人が、いろんなことやってるなあ。
隔月で出版予定だそうで、これからも楽しです。
今日の写真と俳句は上記と関係ありませんが、
写真は千葉の勝浦にて、
少年の肩越しに見る蜃気楼

せうねんのかたごしにみるしんきろう
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- 2016/03/30(水) 21:29:47|
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普段読む本はたいてい図書館で借りてきます。
以前はメモを取りながら読む習慣でしたけど、
最近はもうやっていません。
また、何度も繰り返し読む訳ではないので、
図書館の本でOKです。
それでも借りて読んでみて、
手元に欲しいと思う本があると購入します。
アマゾンが便利ですし、古本(中古本)の注文も簡単なので、
そちらから買うことが多いです。
最近購入したのは「俳句に憑かれた人たち」(松林尚志)。
目黒の図書館で借りて読んで、これは欲しいと思って。
定価が3,500円ですけど、古本は送料込で416円でした。
川鱒の肚のなかには螢石

かはますのはらのなかにはほたるいし
- 2016/03/29(火) 23:35:23|
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今日は天気がよくないという予報だったので、
図書館へ行ったり、午後は車の簡単な整備をしてました。
一時期、車の運転がいやに疲れる感じで、
MTはもう厳しいかなと思ってました。
けれど食習慣をすこし変えたからか、
ここのところ体調もよくて(先日の消化不良以外)、
車の運転が疲れないし、楽しい。
軽整備のあと、お台場から大井への、
新しい東京港トンネルが昨日開通したというので、
行ってみたのですが、結局場所がよくわからず。
カーナビにもこういった情報は入っていません。
いまのATはよく出来てますけど、選択肢として、
やはりMTの車もあったほうがいいと思う。
写真は先日、句会のあと、
青山一丁目方面へと歩く途中・・・。
春の夜や象の背中で鳥眠る

はるのよやぞうのせなかでとりねむる
- 2016/03/27(日) 20:43:14|
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先日何かで読んだのですが、いまの若い人って、
「要りません」と言う代わりに「大丈夫です」、
と答えるらしい。
へええ、そうなのかな、と思っていたら、
まさにその現場に出くわしました。
セルフのカフェでコーヒーを頼んでカウンターで待っていたんです。
あとから来た30代と思しき男性と、
レジのお姉さんのやりとりが、こんな感じ、
お姉さん 「レシートはご入り用ですか?」
男の人 「大丈夫です」
あきらかに、要らないという意思表示でした。
こんなお店でのやりとりだけでなく、
たとえば会社で先輩にこう聞かれたときなども、
「缶コーヒーあるけど、飲む?」>「大丈夫です」と答えるらしい。
英語のノー・サンキューに近いニュアンスでしょうか。
「イエス」か「ノー」かを聞いて、
「大丈夫です(no problem)」と返されたら、
自分だったらすこし面食らってしまうかも知れない。
言葉は時代とともに流動的に変化しますし、
是非はなんとも言えない。
けど、どうもちょっと違和感がある。
それと同時に、「要りません」をなぜ「大丈夫」と言ってしまうのか、
そこらへんの心理的背景に興味があります。
ふらここに愛されてゐる大殿筋

ふらここにあいされてゐるだいでんきん
- 2016/03/26(土) 19:18:52|
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十日ほど前から、健康にいいかなと思って、
週に何度か玄米を食べるようになりました。
一度炊いたものを小分けで冷凍しておいて、
それを電子レンジで解凍、そして玄米粥に・・・。
そしたら今週の水曜から、お腹がくるしい。
痛いまでいかないけど、胃から腸のあたりへと、
不快感というか悪心で、
夜寝るときもそれが収まらない。
胃腸はわりと丈夫らしくて、
こんなふうになるのは5年か10年に一度くらいかも。
とりあえず玄米は中止して、キャベジンも飲んでます。
それでもまだちょっと微妙に変な感じ。
玄米って人によって相性もあるみたいですし、
普通のお粥みたいにあまり噛まずに飲み込んでたのも、
ちょっとまずかったかも。
普通食にしてすこし様子をみてみます。
都内の桜は、開花がとまってしまったみたい?
気分でもと思って、昨年の写真です。
桜撮る人なで肩で遠ざかる

さくらとるひとなでがたでとほざかる
- 2016/03/25(金) 20:07:54|
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都内でも桜が咲きはじめました。
まだ1%か2%くらいでしょうか。
今週末くらいから見頃になりそうですが、
土日月と天気がイマイチみたいで残念・・・。
三角の積木の行方伊予蜜柑


さんかくのつみきのゆくへいよみかん
- 2016/03/22(火) 20:42:04|
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いろんなところでいろんな俳人に会いますが、
やはり句帳を使っている人が多いですね。
自分などは外では、携帯電話のメモに打ち込でいて、
句帳は持っていません。
句会でもノートの人が多いようで、
こちらはA4の白い紙を半分に折って使っています。
こういうのは人それぞれということで。
耳の毛を抜くてふ遊びミモザ咲く

みみのけをぬくてふあそびミモザさく
- 2016/03/21(月) 19:20:31|
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今日はお彼岸の中日ですね。
菩提寺へお墓参りに行ってきました。
歩いて十分くらいのところなので・・・。
亀鳴くや古手拭に仁王の絵

かめなくやふるてぬぐひににわうのゑ
- 2016/03/20(日) 20:53:32|
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18人集まったそうです、
ちょっと行かれなくて残念・・・。
風船をくださる駅に人の列

ふうせんをくださるえきにひとのれつ
- 2016/03/19(土) 21:15:09|
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ソメイヨシノがそろそろ咲きはじめますね。
今年はどこへ撮りに行こう。
せっかくだからやはりデジタル一眼だし、
桜の季節はなんかこう、わくわくしてきます。
写真は上野動物園のニホンザル、
しばらく動物シリーズが続くかも。
春風にまはしてもらふ逆上り

はるかぜにまはしてもらふさかあがり
- 2016/03/18(金) 21:25:05|
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文系と理系は高校から先の進路で分かれますね。
いろんな成人と接していると、たしかに、
理系の人もいれば文系の人もいます。
自分の場合、高校でも国語や他の文系科目は苦手意識が強くて、
数学と化学や物理が好きでした。
それで大学も理系へと進み・・・。
けどいまこうして句を詠んでいると、
俳句は必ずしも文系の専門領域ではないですね。
物理学者や医者が本業の俳人も少なくありません。
文系の人で数学が苦手という人は少なくないようです。
数学って途中で判らなくなると、そのあとがどうにもならない。
関数が判らない人に、三角関数や微分積分はかなり厳しい。
ただ、数学は本質的に論理学でもあり、
そのあたりがどうも、好き嫌いが別れる分岐点になるのかも。
左脳へと偏つてゐる春の水

さなうへとかたよつてゐるはるのみず
- 2016/03/17(木) 20:12:16|
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いつの間にか、
ふじみ野俳写コンテストも、しもつけフォト俳句もの公募も、
終了してしまったのですね。
何年も続いていたケータイ写真俳句も終了しましたし、
写真と俳句は下火なのかも知れません。
俳句のほうはむしろ活気が出てきているようです。
こころなしかテレビでも俳句を見かける回数が増えてきた?
定義は難しいところですが、
結社に入っていたり、句会や投句、俳句教室に参加している、
いわゆる俳句人口は200万とも300万とも言われます。
写真と俳句のコラボレーションを続けている人は、
その千分の一以下かも知れない。
写真と俳句をやってる人が3千人いると思いますか?
現状と今後について、いろいろ思うこともありますが、
たぶん問題点を論っても意味はない気がします。
4月末はグループ展に参加します。
会期が近づきましたらあらためて告知します。
人間にいくつの窪み春霞

にんげんにいくつのくぼみはるがすみ
- 2016/03/16(水) 20:01:11|
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好きなゲルインクのボールペンは、
三菱シグノの0.7mm、キャップ式です。
家でもいろいろ書くせいか、
わりとすぐにインクを使いきってしまいます。
これ文具店で買うと一本が百円少々。
けど空のペン本体ばかり増えて、
勿体無いので、通販で替芯を買ってみました。
10本入が582円で、千円以上購入だと送料は無料。
とのことで20本、1,164円でした。
インクが沢山あるとちょっと嬉しい。
鳥の目のよく動く日の鳥の恋

とりのめのよくうごくひのとりのこひ
- 2016/03/12(土) 20:25:32|
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図書館から借りてきた本で、
「昼の学校夜の学校」(森山大道)を読みました。
10年ほど前の講義やワークショップでの質疑をまとめたものです。
内容は興味のある人は読んでみればいいし、
印象的だった言葉を、文中から引用します、
それと皆さん、本当に沢山写真を撮ってください。
絶対に、沢山撮ってください。
ひとまず量のない質はない、ただもうそれだけです、
ぼくの唯一のメッセージは。
-森山大道「昼の学校夜の学校」より-
これはつまり、写真を追求するなら、
ともかくまず枚数を撮影しなさいということです。
それなくして質の向上もありえない、というアドバイスです。
この本の後半で、(おそらく教えていた学校の)生徒に、
月にフィルム何本くらい撮るかと聞いて、
「二十本」とか言われるとがっくりするし、
即やめたほうがいいなんて思う、という話もありました。
これはよく判る。俳句にも通じる。
俳句は多作多捨と、寡作専一の、両方があると思います。
ただ、それはある程度俳句の修練を積んだ人の話で、
基本的に多作することと、多作できる力量は、大事と思います。
風船のヘリウムガスはすこし甘い

ふうせんのヘリウムガスはすこしあまい
- 2016/03/11(金) 21:41:55|
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いま邑書林の「俳コレ」(はいこれ)を読み返しています。
「新撰21」、「超新撰21」と合わせての三部作で、
簡単に言うと、実力派若手や中堅の選集です。
「俳コレ」は22人の俳人の、これは自選ではなく、
他選による百句ずつが掲載されています。
結社も所属もばらばらで、
ひとりひとりの句集を集めるとなると大変ですが、
「俳コレ」や「新撰21」は、いま、どんな俳人が出てきているのか、
読んでおくのにいいと思います。
三冊とも、直接知っている俳人も多くて、
あの人はもう何年も前に、こんな句を詠んでいたのか、
といろいろ思いを馳せながら頁を繰っています。
写真は数年前の芦ノ湖。
時々ふらりと行ってみたくなります。
火打石拾うて青き春の湖

ひうちいしひろうてあをきはるのうみ
- 2016/03/10(木) 21:31:31|
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高級品は持っていません。
いくつかある腕時計は、長針と短針のアナログ式、
日付表示なしのシンプルなタイプ。
ベルトは金属ではなく、皮ベルト、
もしくはナイロン製のNATOタイプです。
今日は都内も20度になりました。
明日からまた寒くなるみたいです。
鈴の音の幻聴聞こえチューリップ

すずのねのげんちやうきこえチューリップ
- 2016/03/08(火) 21:21:17|
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車はスズキのスイフトスポーツ(ZC31S)に乗っています。
ほぼ絶滅状態のMT車で、西は四国の松山にも行ったし、
東北は青森や山形にも出かけました。
以前は一日中走っていても楽しめたのですが、
最近は体力が落ちてきたのか、
長距離の運転はしんどく感じるときもあります。
さて家から15分ほどのホームセンターへ行ってすこし買い物、
それで走りだして、ふと気づいたら、
水温計がレッドゾーンに近い?
え!?、そんな水温になる訳がない。
家に戻ってチェックしたら、ラジエター液のリザーバータンクがほぼ空。
おそらく液自体が減っていて、それで水温異常かと推測。
車が冷えてからラジエターキャップを開けたら、やっぱり無い。
補充液を買ってきて、だいぶ入りました。
車検や定期点検は受けてるのに、何故?
駐車している下にも漏れている形跡はなし。
すぐに気づいて、とりあえず壊さなくてよかったです。
高速の途中であんな状態になったら、まずかったかも。
歩数計は今日ではなく、先日の写真です。
写真を撮りながら歩いていると、
すぐに一万歩くらいいってしまいます。
二頭ゐて歩幅の揃ふ仔馬かな

にとうゐてほはばのそろふこうまかな
- 2016/03/06(日) 19:08:08|
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うーん、難しい判断になりそうですね。
デジタル一眼は撮っていて楽しいし、よく写るけど、
いかんせん取り回しが大変。
普段使っているボディとレンズでも軽く1kgはこえますから。
コンデジは軽くて便利ですが、
操作性や写りはどうしてもデジタル一眼に劣ります。
最近増えてきたミラーレスもまだ過渡期で、
だいぶ充実はしてきたものの、もう一歩か二歩が欲しい。
ただ、スマートフォンでもかなり写ります。
以前、元はプロのカメラマンだった知人が、
スマートフォンで撮った写真をネットにUPしていましたが、
いい写真って、機材以上に大事なものがあるみたい。
もっともその知人は、フルサイズのデジタル一眼も使うし、
最近はミラーレスにオールドレンズをつけて撮ってるみたいです。
写真と俳句の公募を見ていると、スマートフォンは不可のところもありますね。
うちの写真とコトノハ展は、デジタル一眼でもコンデジでも、
スマートフォンでもOK、フィルムカメラも可でやってます。
春天を見上げキリンの鼻の色

しゆんてんをみあげキリンのはなのいろ
- 2016/03/05(土) 20:57:44|
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年が明けてからでしょうか、
大手の、R銀行からメールが頻繁に送られてくるようになりました。
ここは口座持ってないのに、なんでこちらのアドレスを知ってる?
それはともかく、文面が笑ってしまう。
>2016年「◯◯◯銀行」のシステムセキュリティのアップグレードのため、
>貴様のアカウントの利用中止を避けるために、検証する必要があります。
その下に本人確認用のURLがあります。
顧客(ではないけれど)に向かって、「貴様」はないなあ(w
(上記文面は一部イニシャルや伏せ字にしました)
おそらく外国からの偽装メールなのでしょうけど、
これ引っかる人いるのかな。
犬たちの散歩のやうに春来る

いぬたちのさんぽのやうにはるきたる
- 2016/03/04(金) 20:40:33|
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カタカナのとき、一瞬「オトコとオンナ」でいいかなと思ったのですが、
歴史的仮名遣いの平仮名表記が「をとことをんな」ですから、
それをカタカナにしました。
歴史的仮名遣いは迷ったら辞書をチェックするようにしています。
ネットだと「goo辞書」でその言葉を入力すると、
歴史的仮名遣いが現代仮名遣いと別のものについては、それも判ります。
ブログには毎回、句の平仮名表記も載せていて、
前回の「有精卵(いうせいらん)」も「goo辞書」で確認しました。
人間にヲトコとヲンナ蛙鳴く

にんげんにヲトコとヲンナかえるなく
- 2016/03/03(木) 21:36:31|
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うーん、どうなんでしょうね、
写真と俳句のコラボレーションをやっている人って、
俳句の人たちとだいぶ違う印象も受けてます。
そういえばこういったコラボレーションで、
俳句と写真はどちらが上でも下でもなく、
等価のものである、という主張も読んだことがあります。
基本的な心構えとしては正しいと思う。
けれど現実的にはそうはいかない。
写真と俳句は、多くの人にとっての立ち位置がまったく違う。
ほとんどの人は子供の頃から常に写真や映像を見る、
という行為に慣らされていて、
また写真を撮るのもかなり一般的なことです。
その一方、俳句は中学校の授業で接する機会があったり、
あるいはテレビや雑誌などでたまに観るくらいではないでしょうか。
本格的に俳句を詠む機会は、普通は皆無に近い。
写真はフィルム代のかからないデジタルカメラの普及もあり、
またスマートフォンによる撮影も一般化しています。
玄人でなくとも、「奇跡の一枚」が撮れる可能性も低くはない。
ともかく写真は多くの人にとって身近な表現形式であるということ。
俳句を詠むのは、なかなかそんな訳にいかない。
都内で観た展示も、なんというか、
写真はかなりいいものが多いのに、
俳句のほうは一部を除いて、イマイチ感のものが多くて。
俳句をやってると、玄人やそれに近いレベルの俳人の句って、
かなり面白いです。気持ちにドカンと入ってくる。
俳句甲子園の高校生の句にも、相当にいいものがある。
俳人の句と、写真俳句やフォト俳句の人の句、
いったい、何がどう違うのだろう・・・。
春月は有精卵の光かな

しゆんげつはいうせいらんのひかりかな
- 2016/03/02(水) 21:09:22|
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